魔女狩りの時代故か? 青い三角定規、苦にして自殺

2006.09.27

 ”飛び出せ青春”は、村野武範と、石橋正次が出演していた、昔よく見ていた日テレ系の学園ドラマシリーズのひとつ。特にOPの主題歌、「太陽がくれた季節」は、今も好きな曲のひとつ。その元メンバーの一人が自殺した。なんでも、原付 バイクの酒気帯び運転で人を跳ね、逮捕、大怪我を負わせた事を苦にしての飛び降り自殺らしい。

 死んで罪を償いたいほど、自責の念にかられたのか。普通ならば、生きて償おうと思うのが妥当だろうけれども、酒気帯び運転で悪質な事件が起きた後だけに、そうは行かなかったのか… と、ネットで、青い三角定規の、その元メンバー名(故人故にあえて名前は掲載しません)を検索すると、案の定、酒気帯び運転による事故に対する、批判的な記事、ブログが幾つか目についた。

もし、死ななければ、再結成と言う話もあり、彼らが歌う事で、もう少し頑張ってみようと思う、中高年の者もいたのじゃないかと思うと悔やまれる。

確かに、福岡の酒気帯びひき逃げ事件はとんでも無い事件で、あのお母さんの、涙や悲しみの表情を一切見せない、健気でまっすぐな強さが、逆に、死んでも自分の子供の命を大切にする”命がけ”である事が強く伝わってくるのがわかる。まだ、彼女の中では、子供たちは強く生きているのだろう。生かされているのだろう。

他方、犯人の市の職員の事故後の態度は最悪だった。母親が何度も水面に潜り、子供達を助けようとし、橋の上の人に大声で助けを求めている間、ペットボトル2リットル分の水を友人に携帯電話で依頼し、アルコール濃度を下げ、飲酒運転の証拠を隠密しようとしていたなどと聴いている。また、テレビの映像で見た限りでは、遺族への謝罪の念よりも、自分の今後の処遇がどうなるのかが気になってるかのようにすら見えた。

にも関わらず、犯人を擁護するかのような、『相手が公務員だから、僻み根性で批判してるのだろう』などと言う、同じ公務員が書いたと思われるようなブログなどの記事もネットを散見すると、幾つか見る事もできた。

そのような事件の”消化不良”があったが故に、酒気帯び運転で事故を起こした者に対し、一律に厳しい対応と言うものがあったのかも知れない。

元メンバーの年齢は、もう、59歳だったようだが、中身は、いつまでも、あの若いままで純真だったのかも知れない。

心より、ご冥福をお祈り致します。

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