シンドラーのリスト提出

2006.06.09
  『結局、お前は、”シンドラーのリスト”と書きたいだけだろう』と、言われる前に先に書いておくとして、シンドラーのリスト提出に、何かしら行政側の焦り的な物を感じた気がした。

シンドラーのエレベーター事故の原因は、そもそもトラブルの多かった中国製のエレベーターであって、そのメンテナンスを、技術的な専門知識を持ちあわせていない、(業界では破格の)低廉な料金で請け負う管理会社(保守点検業者)がやっていた事や公社の管理体制の不備と言う条件が揃った事で、大事故に繋がったのではないかと言うような見方がネットでは強いようだ。

要は、安いエレベーター&メンテナンス業者を選定した事が最大の原因であって、これも耐震偽装疑惑事件同様に、コスト削減ばかりに目をやり、安全性を軽視した結果と言うのも、確かに1つあるでしょうが、安い物、格安な商品を買う機会の多い立場の者から言わしてみれば、『そ れは、低廉な商品やサービスを利用する機会が少ないから、どれが良いのか悪いのか、よくわかんないんじゃないの?』となる。製品の原料調達などでもそうだけれども、コストを下げるならば、専門的な”目利き”や入念な下調べなどの労力を要する筈なのだけれども、そのような作業は、お役人様は、まだまだ慣れて無いと言う事なのかと思った次第。

安かろう悪かろうと言う、金額だけで決めてしまうかのような風潮になれば、折角の行革推進に水を差すだけで、逆効果で しょう。私は、コスト削減意欲を怠らず、努力し続ける事で、このような選定ミスを起こす機会が減るのではないかと思うのですが。

ともかく、今日のシンドラーのリスト提出によって、全国に8834もある事がわかった、シンドラーエレベーターの綿密なメンテナンスを早期に実施して貰わないと、ビル街へ出かけるのは少し不安な日が続きそうですね。

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