まんが嫌韓流1位 いつまで続く?

2005.07.27

 今の韓流ブームを嫌う(批判する)と言うのでは無く、韓国と言う国、韓国人と言う人種を嫌った内容のまんがコミック。先日26日発売で、アマゾンで1位で当日売り切れ、本通販サイトの全てで全て売りきれと、尋常では無い人気です。一部しか見れませんが、これ(NEXTで第8話まで見れます)を見れば確かに面白いですね。話題になっているのは、日本国内のみで無く、韓国でも大きく、強硬な反日バッシングの話題になっているようです。(購入しているのは、反韓国の日本人のみでは無く、在日韓国人の方なども多いとは思いますが)

読んで無い者がどうこう言うのもなんですが、最近の学校教育を受けた人間でも無いし、そう言った類の話は身近な人間から多少のご縁のあったような幅広い方々からも色々聞かされてましたので、まぁ、今更と言う気もしないでは無いです。日本を含めて、アジア全体、世界全体に関して言える事だと思いますが、教科書に載って無い、歴史の事実や民族的な知識などは、然るべき年齢になれば知っておいたほうが良いでしょうね。(核家族化や家族の会話なども減り、最近では、書籍でしかこう言った話を知る機会の無い世代が増えてるのでしょう。ただ、まんが嫌韓流は、描き方がデフォルメし過ぎてる点があるように思われるので、影響を受け易い世代ならば、多少割り引いて読んだほうが良いかも。)

ウチなんかは、ペヨンジュンイビョンホンチェジウなどを紹介しているように、親韓国(親韓流)でやってますが、反韓国的意識を持ってる今の人達以上に、個人的には、朝鮮の人には酷い目にあってるほうだろうと思われます。

私の父は、北米・カナダとの貿易に失敗し、工場や家屋敷数十件を手放し、私が子供の頃は、親子3世代が2所帯、計20名前後が、借家住まいで、内職に追われ、(喧騒的な)家族団欒も、段ボールにちゃぶ台を乗せて裸電球と言う絵に描いた貧乏暮らしの光景でしたが、貿易に失敗した最大の理由の1つは朝鮮人の従業員達に騙されたからのようです。(もちろん、倒産前のごたごたの時に取る物取って、逃げられてます) その後も数十年に渡って、幾度となく父は商売で朝鮮人から騙され、(多分)家が数件建つほどの金額は踏み倒されてると思われます。で、子供の私達は、お小遣いすらまともに貰えず、学資も殆ど出して貰えませんでした。(もちろん、内職の手伝いやバイトなどはそれなりに一生懸命やってました) 誕生日も殆どせずに、(実の親からの)お年玉も無かったです(^^;)

かと言って(家族を犠牲にしてまで泥棒に追い銭するほど馬鹿な)親を恨むほどの子供の時期は遠い昔ですし、騙した朝鮮人を恨むような事も無いです。自分に残っているのは、感情としてでは無く、事実の記憶の一部として残っているに過ぎません。(終戦当時のゴタゴタの時に代表されるような、本国の韓国や北朝鮮からも嫌われるほどの、悪質な朝鮮人は、今はそんなにはいないと思いますので、注意を喚起するような必要性も感じていません。逆に、インターネットのお陰と言うか、韓国・中国の個人サイトを周ると、何度も書いているように、日本のミュージシャン、スター、アイドル、アニメのファンなどを中心に、極めて親日的な人が多い事を強く感じ、私はこの状況を、より一層広める事のほうがアジア全体の健全な利益の為には、重要ではないかと感じています。少なくとも、小中華思想などを盲目的に誤って認識させられているアジアの方への、緩和は大きく貢献する筈です。どこの国にも素晴らしい文化がある事は理解されるでしょうし、実際理解が広まっていると認識しています。)

前々から書いてますが、今の(アジアの)反日ムーブメントは、韓国は支持率低下改善目的での日本非難(政治は実質的にはかなり親日的に感じます。と言うか日本に助けを請うているようにすら…)。中国は将来的なエネルギー問題や中央アジア・貧富格差などの内政上の難問緩和の為の、政治的意図的な仮想敵国としての日本。と言う部分が大きいと思われますので、根本的な状況が改善される方向に動かないと何も変わらんでしょう。(ともかく、今、日本が最重要課題として、やるべきことは地球環境により優しい新エネルギー開発しか無いだろうなと。今の志ある若い世代の方は、より一層学問に精を出して下さいまし。昨今の自爆テロの死者も無くなるでしょう。もちろん、オイルに絡んだ戦争の死者も無くなるし、環境破壊による小動物の死滅種も無くなるでしょう)

しかし、嫌韓流に関するブログなどを周ると凄いですね。それだけ、若い世代の学校教育が偏っていると言う事か、家族間での歴史の語り伝えが無くなっていると言う事か、或いは、若い世代が極めて単純な思考になってしまっているのか、扇動されているのか…(まぁ、元々UGレベルでは反韓ブームは長いんですけど… 在日韓国人の方が反応する故の、客寄せ目的と思われる物も少なく無いんですがねぇ。) 少なくとも、昨今のきっかけとなった、WC騒動や拉致などは、言うほど大した事でも無いでしょう。拉致などは公的に認められなかっただけで、昔からあったのは半ば公然でしたし。私は、北の核搭載可能なミサイルのほうが圧倒的に怖いですし、なんとしてでも、北朝鮮のハードランディングは避けねばならないでしょう。(拉致も平和的な崩壊で開放される筈ですし)

てな訳で、奥様が指を怪我されましたので、絆創膏買うついでに、まんが嫌韓流、買ってきました。マンガ自体読むの、短くて1年ぶり程度で、ちゃんと1冊きちんと読んだのなら、数年ぶりかじゃないかなぁ。で、感想は、『こぉ言う手法のマンガの描き方もまだあったのかぁ』と言う感じで、半分ほど読み終えた頃で完全におなかいっぱい(^^;) 残念ながら、描き手の心がこっちに届かない… 私なら、第1話を中心に詳細に描いたストーリーにするでしょうね。朝鮮総督府で明日の朝鮮の為に頑張った日本人である主人公の祖父が、歴史の事実を抹殺され、家族からも非難され死んで行く部分を、より細かい描写で描きながら、昨今の日韓問題なども紹介するんじゃないかなぁ…。

別に、中学生程度でも読んでも何も問題は無いと思います。(いまどきの中学生ならそんな単純では無いでしょ?) ただし、在日韓国人の方か、韓国・朝鮮の方は、歪曲していると感じる方も少なく無いでしょうね。どちらが正しいかは別として。ただ、このマンガはデフォルメし過ぎなのは確かですが、この本は、”マンガ”の域は出てないですからね(^^;) あと、ただ闇雲に韓国批判をしている人が読めば、多少は、アンチテーゼにもなるかも知れませんね。少なくとも、私は反韓国意識が高まるような本では無いと言う感想です。

ひとつ苦言を言うならば、韓国人・日本人の絵の描き方に大差があるのは、理解を得て貰おうと言う態度に見えない事。これが(長崎・広島に原爆を落とした)反米など、強国相手のマンガであらばいざ知らずですが。韓国人に対しても、正しい歴史認識を早急に広めようとするならば、多くの韓国人が心を開くような描き方をせねばならんでしょうが、配慮に欠けています。アジアの先進国としての日本は、アジア各国から頼りにされる、より懐の広い国家として成長せねばならないのですが、そう言った意識はこのマンガからは感じ取る事は無かったですね。

尚、本書では、朝鮮人強制連行は無かったように描かれていますが、立教大学 山田昭次名誉教授は、戦後責任.comで、以下のような詳細な寄稿をされております。両方を見て判断したほうが良いでしょうね。

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