日本では、匿名が多い理由

2007.05.14

 ネットの匿名性、実名性、云々が言われ、論争になった事がある。どうでもいいような事なので、これに関して、(確か)全く意見をした事は無いが、ふと思うところあって徘徊してみたところ、米国などのような実名社会とは異なり、日本で匿名が多い理由についての意見の中には、私の考えと同様な内容が無かったので、さらっと簡単に書いておこうと思う。

日本で匿名が利用されるのは、何もネットだけでは無い。ネット(通信時代を除くインターネット)なぞ、本格的に普及しだしたのは、2000年頃で、まだ10年も経ってない歴史の浅いメディアだ。それ以前から、芸能人など以外でも、一般人でも、雑誌・新聞・ラジオ・テレビなどへ、多くの者がペンネームやニックネームなどで寄稿していた。そう言う風土が根付いているのが日本であって、何もネットがはじまってからと言うものではない。通信時代、ハンドルネームを使うと言うスタイルが普通に受け入れられ、普及したのもうなづけるだろう。

また、そのようにペンネームやニックネーム、ハンドルネームなどの本名では無い名前を使う行為、即ち匿名を使う行為を日本人が好んでする理由の1つは、諸外国には無い、日本特有の理由があると思われるが、その理由は、改名のし辛さではなかろうかと考えている。実際、私は改名をしようと思った事は無い。日常生活でもニックネームを使えばいいだけの事だ。がしかし、日本人の場合、容易に改名できず、本名は一生ついて回るもので、もし、人生や親族に重大な影響を及ぼす、何らかの致命的な過失をしてしまった場合、巻き込まれた場合、その影響は計り知れるものでは無く、本名については慎重に扱うように自然となってくる。

米国の場合も、法的な手続きや裁判所の承認などが必要なようですが、敷居がかなり低く、本人が自分の名前を変えたいだけでも、改名の理由にもなるそうです。また、アジアでは、昨年韓国で、自分の運勢をよくしたいと言う事で、10万人が改名したそうです。この程度で改名できるのですが、日本人の場合改名は、かなり難しいようです。

もちろん、改名すると言う行為は、(女性が結婚して姓が変わるように)先祖との縁を切る、家を捨てるなどの(古いと言われるかも知れませんが)概念にも繋がりますので、日本人の多くは、名前(家)を汚す事無く、個人を主張できる、匿名を好んで使うのではないかと考える次第です。(もちろん、これは数ある理由の内の1つに過ぎません。他は、ネットを徘徊すれば、匿名の理由や背景について、ここには書いていない、私との同意見を散見できると思われます。全てを書けば、かなりの長文にならざるをえず、その中で本質に近いと感じる部分のみを簡略化して書いたと言うところです。)

で、なぜ、”匿名”みたいなお題を今頃になって書いたかと言いますと、例えば、この編集室も、いちおう匿名ですが、訪問し、読んでられる方の中には、私を知る人も少なく無いのです。そう言う意味では、実名のような物です。ですので、前の日記などで、老人痴呆などを書いても、書けない事もあります。書けない事の中には、多分、痴呆老人を現在かかえる、或いは近い将来にかかえるご家庭の中には、少なからず有意義な内容も含むだろうと思われますが、そこに可能な限り問題の無いように抽象的な形で人物を出しても、具体的に、誰の事を指しているかを、読む人が読めばわかるのですよね。なので、書けないのですが、もし、この編集室が、完全に匿名のブログなどであったならば、書く事もできたのではないか… そう思ったので、少し、匿名性について触れておいた次第です。

もし、本名であったならば、私には創作しか書けませんし、創作ならば、そこには何も意味が無いので、時間を費やす無駄な事をせず、多分、何も書かないでしょう。

さて、プログラムに戻るとします(^^;)

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