怖い映画

2004.08.23

  昔はお盆を過ぎれば、少しづつ昼間が短く涼しくなって、季節は秋へ向かってましたけど、ここ十年以上は、残暑も厳しい日が続くような感じですね。(秋って言う季節が無くなったような気もします) で、すこ〜しは、涼しくなるような怖い映画とか、無料動画で紹介できる予告編とか探してるんですけど、もうひとつピンと来るような物が無いんですよね。

サスペリア,オーメン,エクソシスト,悪魔のいけにえ,シャイニング… 確かに怖い映画ですが、その怖さが”残る”ような作品じゃないですよね。 原題で探せば、映画予告編で紹介している海外の洋画の予告編(動画)保管系のサイトなら、見つかるかも知れません。(国内映画の場合、やはり著作権が厳しいのか、需要自体が無いのか、そう言うサイトが無いんですよね…)

で、やはり怖い映画と言えば、邦画のほうが怖いですね。八墓村とか、先日も深夜TVで放送されていたようで、奥様、見てて、眠れなくなったとかのまっておられました(^^; しかし、本当に怖いと思うのは、(昔の)四谷怪談(これ以前の白黒映画のほうが怖いです。と言うかハッキリ見える物と言うのは、あまり怖くはありません。不鮮明で何だかよくわからず皆が同じように見えない映像のほうが怖いんですよね)、牡丹灯篭、番町皿屋敷とかのほうかなと思ったりします。話の筋はわかってはいても、あの怪談映画のおどろおどろしい独特の雰囲気や、つられてこちらも驚いてしまう、映画黄金期の役者の演技や日本映画の演出や特撮の巧みさとか、そう言った物があいまって、本当に怖い映画になっていたのかなぁと思います。今は滅多にいない本物のスターが演じる、純白に輝くばかりの本当に美しい日本女性が、身の毛もよだつ怨霊へと豹変する様は、多分、今の日本映画では撮れないんでしょうね。

また、怪談の根底には、宗教的な色合いもあって、物理的な死は本当の死では無い事と言う万人が持っていたコンセンサスと、それにつながる幽霊と言う存在は確かにあると誰もが信じていた時代背景もあった事や、怪談の登場人物の名前を出すだけでも祟りがあると本気で多くの者が思っていたとか、その映画に携わった者が謎の事故や病気などにあったりと言う逸話も数多くあって、ある意味日本文化だったと思います(私の家族や親戚でも、幽霊や人魂を見た人は何人もいますよ。別に人を怖がらそうと思って話すんで無くって、普通に話すんですよね。もしかしたら、物理的に解明できる、自然現象なんのかも知れませんが)

あと、子供の頃に見た怖い映画では、吸血鬼ゴケミドロなんか、怖かったですね。今じゃ、当たり前っぽい結末ですが、当時、あんな展開にできた日本映画は、やはり凄かったんでしょう。(なんでも、この作品は、色々なヒット映画に影響を与えたらしい。他には無いアイデアが数多くありましたからね)

私は、映画館で泣きました。(つーか、子供が見る映画じゃ無いだろ。フツーは(^^;) 因みに、DVD化されてますが、今見たら、怖く無いんでしょうね(^^;)

う〜〜ん。今は、The Day After Tomorrowや、華氏911のほうが現実的で怖いのかも知れません。

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