有害サイト遮断ソフトはアホでした

2004.08.18

  新聞に広告載ってたんで、サイト行って評価版落として、ちょっと見た。本当はじっくり見てやろうかと思ってたのだけれど、ちょっと見て『アホくさ…』と思って即削除したので、ちょっとしか見てない。インストールも操作も簡単。すぐ利用できる。で、早速試して見る。

無料出会い系のページ。『開かん…』 (結婚などが前提なので)18歳未満利用不可のサイトも含むが、国の認定貰ってたり、株式上場企業がやってたり、大手ISPがやってたり… 要は、健全・真面目な出会い系サイト。”出会い系”に反応したのかも知れないが、そもそも、コミュニティーサイトがカテゴリー分類では出会い系サイトであるのだから。

まぁ、子供が見ても危険では無いけれど、子供向きでは無いサイトも含むので、100歩譲って仕方ないとして。小中学生にも人気の無料ネットサービス満載の最大手クラスのコミュニティーサイト、カフェスタの紹介ページも駄目。んで、メル友も駄目。事件の97%以上が携帯電話利用ですし、ネットには子供専用のメル友サイトもあるんですけどね。(そもそも、以前は、ネットを始めたら、まず『メル友さんを作ってネットやパソコンの使い方を色々と教わりましょう』だったんですけどね。今でも、ケータイでは無いメル友やってる皆さんは、”一人で何役もこなす男がやってる女のフリをしたサクラしかいないウソの出会い系サイトの偽装募集や宣伝”を除いて、かなり安全で好意的な人が多いと思いますが…)

で、徹底チェックしてるんで無く、出現文字(キーワード)重視で安易にチェックしてんじゃないの?って思って、UG系の大御所サイトにアクセス。あっけなく難なく開く。ガンガン開く。(とてもじゃ無いですが、ここでは書けないような内容ですので… 危険と言うより、違法な情報を載せているサイトです。普通にソレっぽいキーワードで検索しても引っかかりませんから)

本当のワルが、私は悪人ですみたいな顔せずに、見かけはスーツ着て紳士ぶってるのと同じで、本当に悪影響のあるUG系サイトが、そんなわかり易いキーワード解析で引っかかるもんじゃないって事なんでしょうね。(”ここは危険なサイトです”とか”18歳未満入場禁止”なんて書いてないですからね。こんなソフトが増えると悪質なサイトは右へ倣えしちゃって、これが進むと、危険なサイトが本当にわかり辛くなって余計に危険になるかも)

で、UG系と違って、明らかにわかり易い18歳禁止の性風俗情報(も)載ってる知名度がかなり高い人気サイトにアクセス。何故かこれも難なく開く。(多分)全てのページが見れる。そのサイトのアダルト系サイトの紹介ページを開く。難なく開く。”アダルト”がなぜにOKなのか、全く理解できない。あまりのアホさ加減に、続けて、アダルトアニメ関連の人気ニュースサイトを覗く。難なく開く。流石にリンク先までは見れないですが。(あと、”ポルノファンに100の質問”と言うポルノグラフィティーのファンのページは駄目。侍魂も駄目(仕方無いのかも) マイナーなロリータ系のアダルト小説(日記?)が載ってるサイトはOK(チェックしきれて無いのか?) で、検索エンジンの画像検索や動画検索を使うと、スルーしてます。画像はサムネイルまでですが、後はブラウザで見ずにダウンロードツール使えば、全く問題も無いでしょう。じゃ無くて、本来は問題アリ)

これって、単なる金儲け目当てのソフトじゃないでしょうかね。子供の事を心配している親の心理を上手く(?)突いた製品って事で。ともかく、最もマークすべき危険なサイトが丸見えでは、駄目じゃないでしょうか。と言うか、作った人はディープな危険サイトを良くご存知では無いのかも知れませんが。

お子さんをお持ちの方は、こんなソフト1本入れておくだけで安心が買えると勘違いされないほうがいいように思います。もし、導入されても、子供が閲覧したサイト内容はマメにチェックし、禁止URLの設定内容を日々更新したほうが良いでしょう。と言うか、そっちの作業をマメにやって、初めて役立つと思って間違い無いでしょう。その為には、まず親がどう言ったサイトが危険なのか、よ〜〜く知らないといけないんですが…

まぁ、たかがネットごときでそんな険悪な雰囲気の親子関係になるよりは、より信頼関係が築ける親子関係と言う選択肢を取ったほうが、何百倍も良いのではないかなと思いますが。

それはそうと。

書くまいと思っていましたが、愚者ですので勢いで書いてしまいます。

神戸の少年Aや長崎の小6殺人事件に代表される、凶悪な事件を犯した児童の情報を色々と見てきて、ふと思った事が1つある。共通して言える事は、本が好きだと言う事。ビデオやネットなどのメディアよりも、どうやら大人向けの小説・書籍を、子供が読んでいたと言う点を重視したほうが良さそうに思う。

因みに、事件当時の少年Aの愛読書はアドルフ・ヒトラーの『わが闘争』など。(長崎のほうは、正式な公開はされてませんのであげれませんが)

とか、書いちゃいましたけど、なんだかんだ言ってセキュリティを重視するならば、

 

子供にケータイ持たせない事!

 

じゃないでしょうかね。

無料サイト集 Kooss (run)記

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