感懐:我が家の地球温暖化対策

2005.06.26

 私は特に、『地球の明日の為に私たちができる事』などと言った、明確なる理念を日々持ち続けている訳でも無いのですが、ふと『自分達でもなんかできそうじゃない?』と思ったので、少なくとも、節約・倹約家に属するであろう我が家でも、より一層、今年からは取り組んでみようかなと思ったので、紹介の意味合いでページにおこしてみました。毎年やってる事や、どなたでもできそうな事などを含め、以下に簡単にご紹介したいと思います。

エアコンは極限まで使わないようにする

 エアコンはタダでさえ、我が家は使いません。冬場は殆ど、灯油を燃料とするファンヒーターか、コタツ中心ですので、冬場にエアコンは一切使いません。問題は夏場です。今年も6月と言うのに、熱帯夜のような日もあり、安眠を保つ為にも、多少なりとも今年もエアコンの世話になりそうです。そこで、極限までエアコンを使わないようにする為の工夫としては、概ね以下の通りです。

屋根や窓に軽く打ち水をし、家を冷却しておく。
可能であれば、窓を開けたまま眠る。
寝具は吸湿性の高い薄い物だけ使う
うちわや扇風機を使う
家族全員が同じ部屋に眠って、エアコンを使う部屋を減らす
寝る前に涼しいところまで、プラプラと散歩する。
半身浴をして血液の循環を良くし、寝つき易くする。
シャワーは軽く就寝前にし、気化熱で体を冷ましておく。
暑くて寝付けないときは、氷枕やアイスノンなどを使う。
暑くて寝付けないときは、ミルクやハーブティーや、血糖値の上がる飲み物を飲む。
暑くて寝付けないときは、音楽でも流して気を紛らわしておく。

打ち水とシャワーなどは効果が高いですね。(今年は水不足の懸念もありそうなので、節水にも注意はせねばなりませんが) 窓を開けておくのはセキュリティーの問題や家の立地条件などもあるので、どなたにもお勧めできる物ではありませんが、就寝前の何時間かは開けておく程度でも効果はあると思います。音楽は電池1本程度で動くMP3プレイヤーや、低消費電力のノートパソコンをタイマー設定で鳴らします。

もちろん、昼間は滅多な事ではエアコンは使いませんし、もしも、夜間に使う場合でも、タイマー設定などで利用します。また、エアコンはブレーカーで切っておく事で、安易にリモコン操作でエアコンの電源を入れてしまう事も無くなります。

電気消費量の大幅に低いエコ電球を使う

 白熱電球の寿命がきたら、白熱電球と同じ明るさで、消費電力が大幅に低い(約20%程度で済む)エコ電球に取り替えます。寿命も8倍程度長いのですが、特価品の白熱電球との寿命を含めた価格費では割高になりますが、電気代の差額が年間に数千円程度出る場合もありますので、圧倒的に経済的にも優れています。(※エコ電球は、家電量販店ならどこでも扱っていますので、展示品などの実物を確認下さい。明るさや色合いに遜色は無く、違いは殆どありません) もっとも、基本は、電気はマメに消す事です。

夏は薄着、冬は厚着で体温調整

 夏は吸湿・発汗性の高い肌着と薄着である事、冬場は屋内でもジャンバーなどを着ています。

インターネットを利用し、余計な出版物は取らない

身の周りにある書籍・雑誌・新聞などの類も、製造や流通・運搬や、処分・再生の段階でエネルギーコストが発生します。しかし、それら情報の多くは、インターネットのニュースサイトなどで検索する事でリアルタイムに取得する事が可能です。

余計なTV番組をだらだらと見ない

特にニュース番組などは、大手のニュースサイトを見れば、それで済みますし、暇つぶしにTVを見るならば、ビデオやDVD/HDDレコーダーなどに録画しておき、本当に見たい番組のみを見るほうが、時間の節約にもなって良いでしょう。

歩いて行ける近場の安い店をマメに探しておく

 食料品ならば、郊外型の激安な量販店では無く、近場のスーパー小売り店などで、夕方や夜に行けば半額になるなどの店を探します。これによって、車のガソリン消費量も減り、店舗での食品の廃棄も減り、買いだめによる冷蔵庫の電気消費量も減るように思われます。

食料品の買いだめはしない。

冷蔵庫を満杯にしない。冷蔵庫に入れずとも冷暗所や風通しの良い所に置けば腐らない物や保存食を買う。腐りそうな物なら、買ってきてできる限り早めに食べる。誰もすぐに食べそうも無い物ならば、最初から買わない。

ドリンク類購入は、自動販売機を利用しない

電力使用量の多い、飲料系などの自動販売機は使わないようにする。外でドリンク類を飲む場合は、家から持参するか、スーパー・コンビニや、飲食店を利用します。

家事の仕方を工夫する

揚げ物に使った古い油を野菜炒めなどに使って使い切る。
ブロッコリーは電子レンジでチンする
ちょっとした掃除ならば、掃除機では無く、ほうきやハタキを使う。
家庭菜園の水やりは肥料にもなる米のとぎ汁を使う。肥料にはコーヒー豆のカスを使う。

油は、そのまま下水に流して炭酸ガス消費量の多い植物性プランクトンが豊富な海を汚すような事や、固めるテンプルなどにしてゴミとして出さずに、焼却場でのCO2排出量を抑える。
ブロッコリーはお湯で茹でるより、熱効率が良く調理できる。また、電子レンジでチンしたほうが栄養価がおちない。

潰しが利く、誰かに譲れる家電製品やパソコンを買う

 製品を購入する際には、消費電力や待機電力などもポイントですが、製品の製造過程でもエネルギーを使用し、廃棄・回収・(メーカー)リサイクルでもエネルギーを使用しますので、購入前のポイントとしては、もし、使い道が無くなったら何に使えるか、誰かにあげる事が可能か、新製品が出た際には買い替えを迫られないか、性能をアップグレードする事ができるか、長期に渡って使えるか、及び、その製品が低いエネルギー消費量で製造されていそうかなども十分に検討した上で購入します。もちろん、不必要なマニュアルや使わないパーツ類が多数付属するような物もパスします。

譲れる相手がいない場合や、中古・リサイクル品で良い場合は、オークションやフリーマーケットなどを利用するのも良いでしょう。パソコンに関しては、私は自作パソコンでアップグレードに必要なパーツ類をまとめて、激安パソコンショップなどで購入し、古くなったパソコンは、ホームサーバーなどで何かに使うか、誰かに譲り、本体一式を買い換えると言う事はあまりありません。

家庭園芸・家庭菜園をする

炭酸ガス(CO2)の消費法として、家庭でもできる植物を育てます。虫もセットで寄ってきますが、愛嬌です。

水を綺麗にして、海を汚さない。

炭酸ガス(CO2)を最大消費し、酸素を出している大半は、海洋植物プランクトンです。個人でもできる、海を汚さない為の工夫をします。下水を不必要に汚さない。海で花火はしない。海のゴミは持ち帰る。海を汚染するような公共事業に加担するような事はしないなど。

オゾン層の破壊に加担しない。

人体に悪影響を与える、紫外線の大量発生を生む、オゾン層の破壊の最大の原因は、フロンによる物ですが、紫外線は人体のみならず、二酸化炭素を大量消費する海中のプランクトンにも悪影響を与え死滅させます。また、オゾン層破壊の原因は、他にも、(南極付近の)高度を飛行するジェット機の排ガスや、未開地・発展途上国の開拓の為の山林の山焼きなども影響しているようです。よって、フロンガスを使った(エアコンなどの)製品を購入しない。所有していれば、専門の業者に依頼して処分する。

引越し・新居を構えるならばコンパクトシティで

 現在の居住のムーブメントとしては、郊外型から都市型への復帰が上げられますが、職場・買い物・教育・福祉・居住環境が、全て歩いて行ける程度の距離にあるような環境を持った、都市構造を持つ、”コンパクトシティ”であれば、大幅にエネルギー消費を抑える事ができる可能性があります。

最後に

 家族などにも意見を聞きながら、思いつくまま記述しましたので、読みづらいかも知れませんが、ご愛嬌のほどを。他にも色々とアイデアがあると思いますので、気が付いたら、一覧に加えていこうと思います。お読みになられた方で、ご意見やアイデアなどありましたら、こちらのメールフォームからお願いします。良い内容であれば、掲載させて頂きたいと思います。

追記 私の暑さに対する考え

熱中症など、かんかん照りの夏の暑さで健康を害し、病気になり、時として命を落とすほどの暑さを我慢したり、或いは従業員の作業効率を落とし会社の業績を下降させてまで、地球温暖化対策への貢献をする必要なんか微塵もありません。しかし、四季のある国、日本人として生まれ、夏の暑さを経ずに涼しげな環境ばかりにいる事は、本当に勿体無い。夏のこの暑さを暑いと感じる事ができる事こそ、夏の醍醐味であり、それ故に涼の有りがたさ、涼がもたらす日本の夏特有の文化も感じ得る事もできます。

果たして、肌を流れる汗を感じず、夏の暑さを微塵も感じず、エアコンの効いた部屋で過ごす事が幸せなのか? 世間が暑い暑いと言ってる中で、エアコンでエネルギーを浪費し、涼しい顔でいる事は本当に贅沢なのか? なんだかそれは勘違いしているように思われてなりません。

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