激安自作パソコン Duron1.2G L7SOM
2002.09.12
このページでは、通販のパソコンパーツの激安ショップを利用した自作パソコンの製作を、パーツ購入から、製作まで紹介しています。今回は、Duron1.2Gマシンを、31000円以下で組み立てました。初心者向けの構成です。特に、ネット通販でできる限り易く自作パソコンをしたいけど、ちょっと不安と言う方の参考になればと思います。
※激安パソコンの価格急落が激しく、数ヶ月も経てば激安でも何でも無い情報になります。
※最新の激安自作パソコン製作に役立つ情報はこちらにも掲載しています。
自作パソコン初心者の方、自作パソコンが自分に適しているかどうか、お悩みの方は、まづ、”自作パソコン
メリット&デメリット”を参考にしてみて下さい。
今回自作したパソコンの紹介
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■スペック
| 1:CPU AMD Duron 1.2Ghz BOX
| 2:HDD IBM IC35L040AVVN07 40GB 7200rpm
| 3:MEM DDR SDRAM PC2100 CL2.5 256MB
| 4:M/B ECS L7SOMv3.0 LAN,VGA.SOUND内臓
| 5:CD-ROM x52
| 6:FDD 1.44M
| 7:CASE 300W
| ■購入費用
| 1〜4:合計 26970円
| 5〜6:自宅の余り物を利用 0円
| 7:単品 3980円
| 合計 30980円
| 消費税・手数料・送料込み合計 34073円
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上記の1〜4のパーツは、激安パソコン・格安パソコンで紹介している、激安PCショップの通販を利用しました。最も注目すべきは、L7SOMで、6980円の特価です。(数ヶ月ほど前ならば、1万円を切りませんでしたから、かなりお買い得感があります)
SOUND,LANだけで無くVGA(グラフィックカード nFORCE系)内臓なので、非常に割安感があり、初心者向けでありながら、性能はまづまづです。 ※具体的な商品の注文から到着、開封まではこちらをご覧下さい。
ケースは、大きめのパーツですから、送料がかかると言う事もありますが、近場で激安特価品を見つけたので、それを予め購入。電源の寿命がやや短いかも知れませんが、通常6000円前後で販売されているタイプなので、この価格だと全く気にならないほどの安さです。 FDDとCD-ROMドライブは自宅にあった余り物を使いました。ソフトもインストールする予定も無く、多分、シンプルな構成で使うと思いますので・・・ 製作の過程
はっきり言って簡単です。唯一、毎回、基盤を痛めないようように慎重を要するCPUファンのクリップ(金具)の取り付けですが、L7SOMの取り付け側の基板上の配線がGNDのみなので、実質的に配線を痛める心配も無いので、かなり安心感があります。 特筆すべき点が無いほど簡単なマザーボードですが、ケースの都合上、一旦電源を外す必要があった事と、スペーサーがプラスチック製(こちらのほうが楽かも知れません)だった位でしょうか。慣れている人なら、数十分で終わります。超初心者の方は添付の自作マニュアルを読むといいかなと思います。 セットアップ
とりあえず、動作テストのためにWindows98SEをインストールしました。通常通り約30分で終了。その後は、マザーボード付属のセットアップCDを入れて、オートセットアップを開始、何も考えずにマウスをクリックを繰り返すだけ。何回かOSの再起動、再設定が繰り返され、完了です。
ベンチマーク結果
以下で利用したベンチマークテストは、無料ソフトのページから無料で入手できます。 CPU
Clock 1236MHz (BIOSで変更 ※Duron1.2Gは 空冷で1432MHz core 2.05V でも動作する事例もあるようですが、安定性重視で実使用の速度で計測しています)
メモリーはFast(BIOSで変更)
1:3DMark2001SE 1177
2:3DMark2000 2649
3:Superπ104万桁 1分46秒
4:HDBENCH Ver 3.40 beta 6
ALL
| Integer
| Float
| MemoryR
| MemoryW
| MemoryRW
| DirectDraw
|
|
|
30948
| 49988
| 60380
| 16530
| 22779
| 25993
| 79
|
|
|
Rectangle
| Text
| Ellipse
| BitBlt
| Read
| Write
| RRead
| RWrite
| Drive
|
37724
| 38304
| 8294
| 194
| 43910
| 39248
| 20691
| 32947
| C:\100MB
|
ベンチマーク結果からの詳しい考察は省きます。体感速度は、常時使用中のAthlonXP1600+と比較して、一拍待つ感じがしますが、遅いとは感じません。(日常的に高速マシンを利用していると、遅いパソコンを使えば、重く、イライラする場合がありますが、そのような事は殆ど感じません)
唯一、3D系がやや遅く、M/BにAGPスロットが無いので、高速な3Dゲームなどを楽しみたいと言う方には、お勧めしません。
感想
自宅にあったパーツを一部流用(新規にCD-ROMドライブを購入しても3000円以下,FDDも2000円以下ですから・・・)とは言え、これだけのスペックを持ったパソコンが、(税・送料など別で)31000円以下で組み立てられた今回の例は、”自作パソコンのメリット&デメリット”で述べた、『自作パソコンでは、激安パソコンには対抗できない』と言った点の例外に当たると思います。これだけ安くあがった理由は、VGA内臓の格安M/BとPCケースに特価品が買えた事ですが、日頃、マメに特価品のチェックをしていた成果でもあります(^^;これでも、自作パソコンが不安と言う方は、同価格帯の4万円以下のパソコンキットをお勧めします。キットの場合は、ショップで動作確認をし、相性の良い部品で構成されていると思いますので、失敗がかなり低いと思います。
※自作パソコンの製作でお困りの方は、本通販・書籍通販で専門書を探されるのもいいかも知れません。
パソコンパーツの到着、開封、検品など
1:商品の到着
| 注文から約1週間で到着。最近は、到着時間を記載した発送完了のメールも来るので、助かります。(他にも色々とネット通販を利用しているので、実は、到着日を忘れかけていた)
大きめのパーツが無いので、某事務用品のカタログデリバリー大手のケースを流用して送られてきました(ダンボールケース代も馬鹿になりませんからね。これも安さの秘訣だと思います)
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2:箱の開封
| 開封後、上に乗せてあったクッション(紙を丸めたもの)を取り除いて並べた状態です。
振動に弱い物は、エアークッションが巻かれています。特に、右のHDD4cm厚のクッションが巻いてあり、安全性重視の姿勢に好感が持てます。尚、HDDは10ヶ月保証のシールが添付されていました。
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3:マザーボード
| マザーボード L7SOMv3.0には、PC自作マニュアルが添付されていた。初心者でも不安にならないような心配りを感じます。掲載されている内容は、大した事は書いていません。写真入りの組み立ての手順とその所要時間、お馴染みのネジの違いの説明など。本当に初心者向けの自作マニュアルです。
但し、マザーボードのマニュアルは、英文なので、本当に初めての方は、若干戸惑うかも知れません。必要に応じて専門書通販などでお探し下さい。
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4:PCケース
| パソコンケースは、電源がマザーボードに覆い被さるように配置してある、ミニタワー型なので、マザーボードを取り付ける為には、一旦電源を外す必要があります。
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| ケースファンは、電源ファンを除いて標準で2箇所あり、1ヶ所は側面に付属しています。Duron1.2ですので、放熱対策はこれだけあれば十分かなと言った感じです。
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無料サイト集 Kooss.com run 記
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